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2021年1月の記事 > 2歳のみーちゃん、ゆれる気持ちも心の糧に
子どもへのまなざしを深める学習会を行った。
お母さんたちが2階の広い和室で話し合いをしている時間、私たちは託児をすることになった。
数人の子たちは、もう外で遊び始めている
2歳のみーちゃん、お母さんが大好きで離れたくない!
でも他の子たちのように外にも行きたい!
ぐらぐらと気持ちが揺れ動くさまがとても愛おしかった。
わたし: みんなと一緒に外にいこうか
みーちゃん: ママがいい〜
わたし: ママは今大事なお話しているからね〜、お外楽しいよ、行こう♪
みーちゃん: ママがいい〜
わたし: じゃあ、お外に行ってきれいな落ち葉をひろって、ママにおみやげしようか
みーちゃん:(ちょっと考えて)うん
― 私と手をつないで一緒に階段おり始めるみーちゃん
わたし: 落ち葉、いっぱいあるかな〜(玄関までお話しながらやってくると…)
みーちゃん: ママがいい〜 (あ〜、あとちょっとだったのに〜)
わたし: そっか、じゃあ、ママのところ行こっか…
みーちゃん: うん!(うれしそうに足取り軽く階段を上っていく)
― みーちゃんは、ママのところにくっついて、ママと一緒にお外に行きたい様子
わたし: みーちゃん、ちょっとだけお外見に行かない?
みーちゃん: うん (またまた手をつないで階段をおりていく)
― 玄関で靴をはきはじめたみーちゃん (よしよし、今度こそ)
みーちゃん: ママがいい〜
あ〜、もうちょっとだったのに〜
って思うのは、(早く他の子たちといっしょにあそんでほしいという)大人である私の都合。
この後も何度も何度も「ママがいい〜」を繰り返し…でも、みーちゃんはお外に行きました。
ママと一緒ではないお外は、最初はちょっと緊張した感じだったけど…みんなが遊んでいる様子を見ながらも「私は滑り台!」と滑り台の階段を上って行ったね♪
お外にはいきたい!けれどママと一緒がいい!
あっちとこっち、今の自分の気持ちと折り合いをつけていくことは、2歳の小さな子にとって簡単なことではないんだろうな。
そのゆれる気持ちにトコトンつきあった私のこと、みーちゃんはどう思ったかな?
今度は、ママと一緒でなくても、すっとお外に遊びにいくのかな?
それは、その時のみーちゃんが決めること♪
親だと待てないことは多い。でも親でなければ待てることは多い。
この子が、今どうしたいか…
あたたかいまなざしでわが子のことを「待てる仲間」を増やしていけたらいいね。
(2021.1.16)
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