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2016年11月の記事
どっちなら、のるの? |
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ちょっといいなぁ、と思ったエピソード きいて!きいて!
シキ(3歳)とユウキ(3歳)のおはなし
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「たき火でコンとおとまりポン」のキャンプで、長縄を使って電車ごっこをはじめたシキ。
シキ 「しんかんせんで〜す。のりますか〜?」
お母さんにだっこしているユウキに声をかけた。
ユウキ「ダンプカー!」
シキ 「・・・。 ダンプカーで〜す!」
ユウキ「ショベルカー!」
シキ 「・・・。 ショベルカーで〜す!」
それでも、お母さんのだっこからおりてこないユウキを見上げて、
シキしばらくの沈黙。
どうするのかな? どうしよう?と思いながら見ていると
シキ 「どっちなら のるの?」 とやさしく声をかけた!
ユウキと一緒にあそびたくて 気持ちに寄り添って 声をかけているその姿に感動。
声をかけられたユウキは、結局お母さんにだっこしたままだったけど、
その表情はニコニコして うれしそうな様子。
あったか〜い気持ちになる 3歳ふたりのやりとりでした。
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この話をうれしそうに話してくれたのは、中学生のお母さんでした。
ここの場面には、シキのお母さんも ユウキのお母さんもいました。
でも、だれも 「早く乗ってあげなよー」とは言いませんでした。
子どもたちの気持ちに寄り添いながら どうするのかな? とただ見守っていました。
子どもはどんなにちいちゃくても 自分の意志(気持ち)を持っています。
そこにいたおとなが、むやみに介入しないで、二人の気持ちをちゃんと保障してあげていました。
「子どもが、ひとりひとりをちゃんと感じながら あそぶ! かかわる!」
ことを これからも おやこ劇場は大事にしていきたいです。