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2015年9月の記事
みんなで |
やってみよ〜♪ |
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今年も子どもキャンプ(梅ヶ島キャンプ場 8/8〜8/12)行ってきました!
小4〜中学生〜高校生〜大学生・青年…71名の参加でした。
地域ごとに4班に分かれ、なんと4泊5日!
たぶん、みなさんがイメージしているキャンプとは全く違います。
親が行かないキャンプですから、初参加の子のお母さんは「大丈夫かしら…」と心配になって当然。
でも、事前の班会で、みんなでいっぱいあそぶうちに、「このメンバーで子キャンに行くんだ!」という楽しみな気持ちになっていきます。
ただのお楽しみキャンプとはちょっと違う、おやこ劇場の高学年のキャンプ!
第43回子どもキャンプ♪その2〜その6まで、読んでみてくださいね!
テント張り |
手作りのかまど |
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おやこ劇場の子どもキャンプで大事にしていること
「自然の中で、不便な生活を工夫して楽しんじゃおう♪」
テントもみんなで力を合わせ、自分たちでたてます。
初参加の子たち、まだうまくたてられなくてもいいんです。
ちょっと大きなお兄さんお姉さんが手伝ってたててくれるのを見ながら、
「来年は私もできるかな」って、思ったりします。
来年はできるかな。やってみよう!…そういった子どもたちの心の成長が、なによりうれしいですね。
かまどは直火!
今は、キャンプ場でも直火は少なくなりましたね。
大きな石を よいしょよいしょ と運んできて並べ、
こんなんでいいかな〜 もうちょっとこの石を動かして…なんて、みんなでわいわい。
そして、鉄棒を3本渡したら、かまどのできあがり!!
火は、ナント!火おこし機でやります。
毎回火おこしをするのは大変なので、火を絶やさないように工夫したりします。
でも、それが意外と子どもたちは楽しいもの。
ある班では、松ぼっくりをみんなで集めてきて、たくさんストック!
「この松ぼっくりが、ちょうどいい燃え具合なんだよ〜」と発見したようです。
今の世の中、IHが普及してきて、「火を見たことない」っていう小さい子も増えてきました。
ジブリの宮崎駿監督の本を読んでいたら、
火…熱いし、煙いし、パチパチ音がして、赤くなったり黒くなったり…
それを体感したことがない人は、ホントは「火」を描くことができないんだよ
こんなことが書かれていました。
小さいときからのさまざまな体験が、その子をつくっていく…
そして、それがすべて「子どもの生きるチカラ」につながっていくと私たちも思っています。
まぁ、親たちはこんなことを考えて子どもをキャンプに送り出していますが、
子どもたちは、ただただ自然を楽しんで帰ってきます♪
それでいいかな
班のみんなで |
お題をもとに、飛行機つくりました! |
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子どもキャンプで大事にしていること・・・異年齢で生活しながら刺激し合う!
小4〜中学生〜高校生〜大学生・青年 が4つの班に分かれ、4泊5日生活します。
リーダーはいないし、年齢が上だからエライなんてことは、まったくありません。
みんな対等!同じキャンプの参加者!
ただ、青年は年長者として、子どもたちの安全を図る という役割はあります。
でも、してあげるばかりではありません!
小学生の子どもたちからは、自分たちが思いもよらない子どもならではの発想や刺激をもらったりします。
そう、とぎれのない異年齢で、子どもたちは刺激し合います!
青年が上手に火おこしをするのはあたりまえ。
でも、小学生が自分より少し大きな子(中学生)が火おこししているのを見て、
「今年はまだできないけど、来年はぼくもきっとできるよね」と思えることが大事。
”やってみよう”というチャレンジ精神につながっていきます。
とぎれのない異年齢で生活するからこそ、
小学生は、中学生のようにいろいろできるようになりたい と心を膨らませ、
中学生は、小学生がいることで 自然とお兄ちゃんお姉ちゃんになっていく…
子どもは、子どもたちの中で自ら育っていく…
それを親たちはあたたかく見守っていきたいですよね。
小人と巨人? |
みんなでダムつくろ〜 |
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おやこ劇場の子どもキャンプは、子どもたちが「おもしろそう!やってみよう!」
ということを大事にしています。
川であそんでいるときも、誰かが「ダムつくろう〜」と自然発生的に始まり…
「ここ、他より冷た〜い」と発見して、スイカを冷やす場所を作ったり…
どんなちっぽけなことでも
やってみよう⇒やってみた⇒できた!おもしろかった!⇒今度これやってみよう
これが、その子のチカラになっていきます。
親がいないキャンプは「ダメ!」が少ないから、子どもたちの自由度もあがります。
あれやりたい!これしたい! 子どもたちの中に、そんな気持ちがいっぱい育ってくれたらうれしいな。
巨大すごろく サイコロをえいっ! |
全力で!しっぽとり |
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おやこ劇場では、「みんなであそぶ」ことを大事にしています。
子どもは、あそびの中からさまざまなことを学んでいきます。
《あそびで大事にしていること、その1》
●自分たちで考えたあそび、自分たちでルールも決める!〈想像と創造〉
キャンプ中、小6の子どもたちが考えた「巨大すごろく」であそびました。班対抗です。
このさいころがおもしろいんですよ。 1〜4の目までしかないんです。
でも、-1と-2 がありました〜
おもしろいですね、子どもの発想って。
すごろくのマスには、「次まで回る」「次までジャンプ」「次まで踊る」「班みんなで一発芸」…などなど♪
「みんな楽しめるかな〜」なんて想像しながら、小6の子たち、わいわい考えて作り合ったりしたんだな、きっと。
《あそびで大事にしていること、その2》
●からだをつかって、みんなでおもいっきりあそぶ♪〈楽しさを共感〉
おもいっきり体をうごかすと、心が解放されますね。そして、なにより みんなであそぶと楽しい!
おやこ劇場では、人間狩り、しっぽとり、アットホーム、大根抜き…は定番!
小4〜中学〜高校生〜大学生・青年まで、異年齢でおもいっきりあそびます。
しっぽとりでは、走り回りながら人との距離感を図ったり、
人間狩りやアットホームでは、誰かと手をくんで(?)自分たちの陣地に相手を引きずり込んだり、自分の力の限界を知りながらチャレンジしたり…
臨機応変 自分の感覚と知恵で…全力であそぶから楽しい!
今の世の中、「子どもがあそぶ」というと、大人はあまり良いイメージを持たないようですね。子どもの世界にはさまざまな遊びで満ち溢れています。ゲーム、携帯、アニメ、テレビ…
でも、おやこ劇場で大事にしているのは、「みんなでかかわり合ってあそぶ」ということ。
コミュニケーション能力、チャレンジ精神、主体性、協調性…
これらを、あそびの中で、子どもたちが楽しみながら、自らつかんでいってくれたらうれしいな。
ピタゴラスイッチで点火!ファイヤー♪ |
満天の星☆の下、寝てみたよ おはよ! |
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子どもキャンプシリーズも最後になりましたが…
おやこ劇場の子どもキャンプで大事にしていること
「青年と親たちが、子どもの成長を見合うこと」
かたっくるしいことではなく、子どもが「どんなことを言っていたのか」「どんな表情をしていたのか」をひろっていこう…ということです。
子どもは、いろんな顔をもっています。
子どもは家で見せる顔と、青年たちの前で見せる顔は違うみたいですね。
青年から、「○○ちゃんが、こんなことしてました〜」と話を聞くと
「え〜っ、うちの子、そんなことするんだ…」なんてビックリするお母さんもいたりします。
青年は、子どもひとりひとりをていねいに視野に入れて一緒にあそんでいますから
「○○ちゃんと△△は、楽しみ方が違うんだよね〜」とか
「□□は、去年と今年はこういうところが違う。成長したね〜」という話がいっぱいでてきます。
たとえば…
○○は、誰かに喜んでもらうのがうれしくて、早起きしてご飯を作っていたと思うんだよね。とか
△△は、「おれ、子キャン中は、正直に生きる!!」と宣言して、ホントに好きなよ〜うに楽しんでいたよ。とか
□□は去年まで、「苦手なタイプの子とはかかわりたくない」って感じだったけど、今年はその子とも話をしていた。みんなの輪の中で、その子の存在もちゃんと感じて生活していたと思う。などなど
こんな話のひとつひとつが宝物のように感じられるのは私だけ?(ではないですよね)
4泊5日をともに生活するわけですから、楽しいこと、イヤなこと、困ったことなどいっぱいあると思うけど、
感じた事、経験した事そのひとつひとつがその子の「たくましく生きるチカラ」をつくっていく…と思っています。
子どもキャンプは、単なるお楽しみのイベントではありません。(とっても楽しいけどね♪)
続けて参加することで、子どものちょっとした変化や心の成長が見えてきます。だからこそ、きっと来年はまた違った一面を○○ちゃんは見せてくれるんだろうな、という楽しみにつながっていきます。
長いスパンで、子どもたちを見守っていく
ゆっくり自分で大きくなっていくのを 親と青年たちは応援していきたいと思っています。
また来年!
子どもは火が大好き |
食材ゲットゲーム なんでもあそびにしちゃう♪ |
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自然の中で、子どもも大人も楽しもう! 箱根の里でお泊りキャンプ(9/5・6)
1才の赤ちゃんから小学生・中学生〜大学生・青年〜大人まで、みんなで自然を楽しみました♪
準備から、「何やる〜?」「何つくって食べる〜?」なんて、みんなで話し合いました。
みんなで話し合って決めていくというと、「めんどくさいな〜」って思う人はいっぱいいると思うけど…
でも、これが意外と楽しい。
「サイダーの噴水、これは絶対やりたい!定番!」
「夕飯は、やっぱりカレーだよね 甘口?中辛?」
「食材ゲットゲームしてからご飯作ろうよ〜、楽しいよ〜」
なんて、子どもたちの楽しむ様子を思い描きながら みんなで、あーでもない こーでもない と決めていく
今は「指示待ち人間」が増えているって聞くけれど…
こうやって楽しみながら自分たちで決めていくということは、とても大事
そして、自分たちで決めたことはとても楽しい♪
そしてそして、みんなでちょっとずつ手を出し合うから、気が楽!
当日は、子どもも大人も 自然の中で ゆったり まったり あそびました。
やっぱり、自然はいいですね!
役者さんたちにプレゼント♪ |
体育館がいつもと違う空間に |
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『陽気なハンス』劇団風の子 を観ました。(2015.9.13)
体育館の真ん中に6角形の舞台…そこをぐるっと取り囲むように私たちが座る
風の子ならではの体育館劇でしたね!
お芝居が終わった直後、プレゼントを渡したのは、1〜4才の子たちとお母さん。
事前に3回くらい集まって、
「何作ろうか〜」
「ダジャレしか思いつかないよ〜。ハンスにちなんで せんす!」
「いいね〜、せんす!」
「陽気な感じな せんす にしたいよね〜♪」
このやりとりが実にいい感じ。
100円ショップでせんすを買ってきて、きれいなビーズでデコってみたり、
毛糸のボンボンをくっつけてみたり・・・
イメージ通りにできなかったり、作っている途中でせんすが壊れちゃったり…と、いろんなことがあったけど、みんなでわいわい楽しそうに作っていました。
子どもって、安心できる大人たちの中にいると、心が安定するそうです。
「陽気なせんす」のプレゼント!
もちろん、役者さんたちは喜んでくれましたよ。
おやこ劇場では、プレゼント作りは <やらなくちゃ> ではなく、
プレゼント作りを <どうやて楽しんじゃおうか〜♪>
と、考えることを大事にしています。
ちょっぴりめんどくさい(?)ことも みんなで楽しんじゃおう!という事。
これも生きていく上では、「大切なチカラ」ですよね!