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2017年12月の記事
会場にかわいい飾り付け♪ |
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こどもたちを「まんま」感じる(見る)と、おもしろい!
「私だったら、どうしたかな?」「なんて言ったかな?」
子どもも大人も、おんなじ目線で想像してみると、肩の力も抜けていく…
ちょっと長いですが、おもしろいので読んでみてね!
(劇場だより12月号より抜粋)
小学生以下例会『ともだちやーあいつもともだちー』の、開演前のこと。劇団との打ち合わせの席に、クッピーサークルのれお、ゆうわ、まさひろも、あいさつ担当として並んで座っていました。
劇団うりんこの佐々木さんが、「それじゃあ、みんなの担当を…。あいさつ担当は?」と問いかけた時です。佐々木さんが言い終わるか終わらないかのうちに、「はいっっっ!!!」と、まるで<せーの>で言ったかのように同時に、れお、ゆうわ、まさひろが、まっすぐに手を挙げて、佐々木さんをみつめました。なんか、さっきまでじゃれあうかのようにしていたのが、嘘みたい!
私は、(言い方は悪いけど)…「こんなにやる気満々だったのね。へぇ〜〜〜!」と思って見ていました。
佐々木さんが、れお、ゆうわ、まさひろに、「そうか!三人があいさつするんだね。じゃあ、どんなこと言うか教えて。」というと、三人は急にもじもじした感じになりました。
あいさつ担当する!って気持ちはあるけれど、具体的に”何を言うか”は決めていなかったのでしょう。
佐々木さんが、「じゃあ、これから決めよう!」というと、れお、ゆうわ、まさひろが、また同時に「はいっっっ!」
打ち合わせが終わり、私が事務局机に座るとすぐ、れお、ゆうわ、まさひろが、「鉛筆かしてくださーい。」「なんか紙くださーい。」と、ひとりひとりやって来る。私は、ひとりひとり来るっていうのがミソだなって思った!ひとりひとりの子の中に、「僕があいさつ担当」って気持ちがあるような気がしたから。
ひとりひとりが鉛筆と紙を受け取ると、ロビーの椅子のところで頭を寄せ合って相談している。鉛筆を返しに来たと思ったら、また借りに来て。また返しに来て。「紙ちょうだい」とか、「消しゴムある?」とか、事務局机と椅子を行ったり来たり。
その間、クッピーの親たちは、のんびりした感じでいたように見えた。クッピーの親も、「こういうことを言えば?」って、言ったかもしれない。でも、子どもたちのやっている「あいさつ担当」を奪わないっていうのかなぁ。私だったらついつい、”こう言えばいいじゃない!””これも必要でしょ!””時間ないから!”とか、矢継ぎ早に言いそうになるのだけれど、クッピーの親は、あせらずに子どもたちとやりとりしているように見えた(私には)。
しばらくすると、また三人がそれぞれに鉛筆を返しに来た。
でも、さっきまでの借り方や返し方と様子が違って…。「ありがとっピューーッ」て感じで、鉛筆を事務局机に置き去りにして帰っていった。
それを見て私は、「あっ!言うセリフが決まったんだ!」って思った!
何でもないやりとりだったけれど、私の心の中に、「れおとゆうわとまさひろが、三人そろってきっとやり切る!」て気持ちが湧いた!それが偉いとか、勇気あるわ〜とかじゃない、何て言えばいいのか…。「あの子たち、やるなっ!」って。そして、自分の心も掴まれた感じ!?何て言えばいいのかなぁ、この感覚!
子どもたちの気持ち、あるね〜。れお、ゆうわ、まさひろ。それぞれに、どんな気持ちであいさつ担当したのかな。サークルの親たち、みんなは、どう感じてる〜?聞いてみたいな。