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2022年11月の記事
第3回MIRAオータムフェア開催(11/6)
会場の様子 |
特別ゲスト、カミール・ケネディさん(左)とブライアン・タケダさん |
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爽やかな秋晴れのもと、第3回MIRAオータムフェアが11月6日(日)楽寿園にて開催されました。今年は、パサディナ市からの特別ゲストとして、11月13日開催の「日系アメリカ人の歴史を知る」上映のために来日中のブライアン・タケダさんと、2020年のローズクィーンで、現在早稲田大学に留学中のカミール・ケネディさんのお二人も参加してくださいました。
ステージでは、フォルクローレ、エスニカン(アフリカ)、二胡の演奏、ZUMBAやインド舞踊、ポールダンス、それに中国武術の演武などが披露され、拍手や手拍子など会場は大いに盛り上がりました。さらに、ブラジル、コロンビア、韓国、シンガポール、インド、フィリピン、イラン、アメリカ、ベトナムの世界各国の料理屋台も充実、西アフリカ、フィリピン、マレーシアの異国情緒感じる雑貨の販売など、各ブースは行列ができるほど賑わいました。また、輪投げコーナーは、子どもたちに大人気で、景品のお菓子をもらって大喜びでした。
ちょうど菊まつりの開催期間中でもあって、大勢の方が来訪して、三島にいながら大いに世界を堪能、笑顔のあふれる一日でした。
「日系アメリカ人の歴史を知る」上映会開催(11/13)
上映された短編の一画面 |
トークショーで、ブライアン・タケダ氏(左) |
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三島市とパサディナ市の姉妹都市提携65周年を記念した特別企画「日系アメリカ人の歴史を知る」上映会が、11月13日(日)、生涯学習センターにて開催されました。広島で被爆した日系アメリカ人をとりあげた“An American Hibakusha”や、戦時中収容所で1着のドレスを使い回して6組の結婚式がおこなわれたという“Six Weddings and a Dress”、終戦直後シベリアに抑留された竹田潔氏(ブライアン・タケダ氏の父)の過酷な体験談で構成された“Song of Siberia”など5編の短編映画が上映されました。この上映会にあわせて来島したブライアン・タケダ氏のトークショーもおこなわれ、戦時中に日系アメリカ人の受けた様々なつらく悲しい体験だけでなく、歴史の事実を記録・継承していくことが大切で、特に若い人に伝えていかなければならない、と語りました。
ブライアン・タケダ氏は、長年にわたって三島市とパサディナ市との交流発展に尽力されており、特に氏の提案で始まった青少年の相互派遣・交流プログラム“フレンドシップ”は、両市の友情の醸成に多大な成果を上げています。氏は昨年の秋の叙勲にて、アメリカ合衆国における日本文化の紹介および両国間の友好親善に寄与したとして「旭日双光章」を授与されました。
講座「ウクライナの今は・・・」開催(11/24)
会場の様子 |
原アンナさん(右)と母親のマリーナさん |
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11月24日、中央町別館会議室において「ウクライナの今は・・・」と題して、原アンナさんによる講座が開催されました。アンナさんはウクライナ東部のドニプロの出身で三島市に住んでいます。アンナさんのもとには、戦禍を逃れて、母親のネジェリコ・マリーナさん、妹のジュリアさんとその2人の息子さんが避難してきています。ウクライナではロシアの侵略が行われ、毎日毎晩ミサイル攻撃があり、多くの死傷者が出ています。自然に恵まれ、歴史的建造物なども散在する美しい国土が、爆撃によって無惨に荒廃しています。アンナさんから、こういった現状や、背景にあるソビエト時代から続くロシアの考え方や思惑、そして残忍な仕打ちなどについてお話をうかがい、ウクライナについての理解を深める機会となりました。戦争が終結して、マリーナさん達が笑顔で祖国に帰れる日が、一刻も早く来ることを祈ります。