爽やかな秋の一日、大きな窓から富士山が街並みの向こうによく見えました。三島市民生涯学習センター５階の第４研修室で三島絵本をたのしむ会を開きました。生涯学習課の上田先生もご挨拶下さいました。各小中学校への連絡、会場の確保、この会が三島市にご協力いただき開催できていることは本当にありがたいことです。
今回、初めてご参加下さった方も久しぶりにご参加下さった方も、皆で絵本を通してお話が広がる時間はとても和やかです。
「久しぶりに本を読んでもらって幸せな気持ちになりました。知らない絵本との出会いは、心がうれしくなりました」こんなご感想もいただきました。

来月11/25に三島絵本をたのしむ会主催で開催される、朗読と音楽イベントにちなんだテーマで絵本を持ち寄りました。
紹介された絵本は何冊か同じ絵本もありました。今回のテーマから思いつく絵本が同じだったことも楽しい話題になりました。その中から２冊をご紹介します。

『ドオン！』山下洋輔/文　長新太/絵（福音館書店）
　オニのこドンと人間の子こうちゃんが、ドンドンドンドンたいこの音を競いたたき合っています。そのところへ、オニの世界からも人間の世界からも次々とみんなが集まってきてドンドコドコドコ トントコタントコみんなでたいこをたたきます。絵本の見開きページいっぱいにたいこをたたく人やオニ、動物が描かれ、たいこの音が響き合います。すると突然、みんなのたいこの音が、ドオン！と合いました。みんなワッハハハゲラゲラ笑い出して「ああ、おもしろかった！」「また　やろうね」と帰っていきます。競い合っていたはずの太鼓の音が一つに合ったとたん、ピタッと合ってみんなが一つになる。何かざわついていた心が一つになる。そんな瞬間を、みなさんも感じることがあるのではないでしょうか？

クネクネさんのいちにち『きょうはマラカスのひ』樋勝朋巳/文・絵（福音館書店）
きょうは「マラカスのかい」クネクネさんの家にパーマさんとフワフワさんがやってきます。クネクネさんはこの日のためにマラカスを一生懸命練習してお昼の支度をしました。
次はいよいよクネクネさんの番、ちょうどお昼の時間です。食事してお腹がいっぱいになった２人はウトウト・・・クネクネさんのマラカスの演技は？たくさん練習をしたクネクネさんなのですが・・・ともだちの応援がクネクネさんの挑戦する気持ちを後押しします。
日常の一コマにもドラマがあります。
この絵本を開いてマラカスの音を楽しんでください。

「民族楽器がいざなう『ノーダリニッチ島　K・スギャーマ博士の動物／植物図鑑』の世界』
スギヤマカナヨ（朗読）×佐藤力（演奏）

日時　　令和５年１１月２５日（土）１４：００〜１６：００　
場所　　四季酒菜 風土（あひる図書館と同フロア）芝本町9-12　開場　13:30〜
参加費　大人1500円　高校生以下 1000円　（ソフトドリンク１杯付き）
対象　　大人（中学生以上）定員４０名。

紹介文
ノーダリニッチ島へようこそ！
K・スギャーマ博士こと、三島市出身のスギヤマカナヨさんの読みか聞かせと、
編集者＆ミュージシャン佐藤力さんの演奏による様々な民族楽器の音色が、
想像力のスイッチをオン。皆さんを絵本の世界にお連れします！
たっぷりと不思議な島への旅をお楽しみ下さい。
本の販売とサイン会があります。

お申込み・詳細
「みしまの文化百花繚乱プログラム」
11/1号　「広報みしま」にも掲載されています。

お問い合わせ・お申込みについて
三島絵本をたのしむ会　
山内知恵子 chie.coco-yysy9398@ezweb.ne.jp　　090-4256-4878