三島絵本をたのしむ会

5/19 令和5年度第1回 (第14回) 三島絵本をたのしむ会

新緑が爽やかな季節、今年度も三島絵本をたのしむ会がスタートしました。
三島市民生涯学習センター 5階 和室 で行いました。
今回も、学校図書館司書、読み聞かせボランティアの皆さん、これから読み聞かせを始めてみたい方、絵本に興味がある方がご参加下さいました。
大人が絵本を楽しむことから、子どもたちにお話を届ける楽しみが広がります。
読み聞かせをしている方、これから始めたい方、絵本に興味がある方、
素敵な絵本と出会いを!

テーマ 「 香り・香る・薫る 」

今回のテーマは「 香り・香る・薫る 」
花の香り、木々、草花、新緑、風薫る自然の中で感じる「かおり」は?
キッチンから、お茶の時間などいろんな場面で感じる「かおり」から絵本を持ち寄りました。
13人の皆さんで35冊ほどの絵本が集まりました
対面で皆さんと話す楽しさ、紹介した絵本から広がる話題、思い出話に共感し、いいテーマだったね、と和やかなひとときとなりました。

五感で感じる。

絵本を読んで感じるにおいは経験したからこそ感じる、経験していなければどんなにおいかはわからない、草も花も虫も、触れて、見て、視覚とともに記憶に残るにおい、今私たちがこうして話していること、懐かしい思い出も、経験したこと体験したことの記憶。今の子どもたちは、どうだろうか?五感を通じて感じてほしい。虫に触るのが苦手な子もいる。雨、土、草のにおいを感じているだろうか?外でたくさん遊んでほしい、コロナ禍での子どもたちの生活は心や身体の成長への影響は?皆で問い、考える場面もありました。

持ちよった絵本から

『ぐりとぐら』
中川李枝子/作 大村百合子/絵 福音館書店
娘さんから「お母さんがパンケーキを作ってくれたからその美味しいにおいがするの」と聞いたというエピソード、親子で作ったという経験、記憶と絵本の絵、ことばが結びつき、美味しそうなにおいを感じさせてくれる・・・
参加者皆さんが、そうそう!と共感した絵本。それぞれの家庭のおいしそうなパンケーキのにおいの記憶がよみがえりました。

『車のいろは空のいろ 白いぼうし』
あまんきみこ/作 北田卓史/絵 ポプラ社
「これはレモンのにおいですか?」
「いいえ、夏みかんですよ」
「もぎたてなのです」
運転手さんとお客さんの言葉のやり取りから
本当に柑橘の爽やかな匂いが漂ってくるようです。
もぎたての夏みかんを乗せて運転するタクシーの運転手さん、道で白いぼうしを見つけて止まります。そのぼうしを持ち上げた途端、モンシロチョウが飛び立ちます。その後タクシーには道に迷った女の子が乗っていたのでした。
菜の花横丁まで行きたいと言った女の子の正体は?
国語の教科書で読んだ!という方も多いこのお話は甘酸っぱい香りと、なんともふしぎな気持ちになる読後感が残ります。

参加者みんなで作る場

情報交換として、各小学校での朝の読み聞かせの様子、各団体の読み聞かせメンバーの様子も参考になりました。絵本のことも、お顔を合わせて話をすることで、こんなことあんなことと話が弾み、思いが通じ合い笑い合う、本を通して様々な想いを語り合える時間は皆で作る場とあらためて感じています。
次回「三島絵本をたのしむ会」ご案内
6月21日(水) 15:00〜17:00
三島市民生涯学習センター 5階 和室
長谷川義史さんの絵本を持ち寄ります。
*7/1〜佐野美術館にて長谷川義史展がスタートしますので、絵本原画展を前に長谷川さんの絵本を見ていきたいと思います。
絵本、読み聞かせに興味のある方、ご一緒しませんか?
「三島絵本をたのしむ会」に、ぜひご参加ください。
お問い合わせ
三島絵本をたのしむ会 山内知恵子
chie.coco-yysy9398@ezweb.ne.jp