三島絵本をたのしむ会

R5.2/1 第13回「三島絵本をたのしむ会」(令和4年第度 第4回)

読み聞かせを再開している、という声が多く聞かれるようになりました。
絵本を読んでもらう時間は、子どもたちの楽しみになっているとお聞きしています。
読み聞かせをする際に、子どもたちは読み手の前に集まらず席に座ったまま聞く、電子黒板利用、
選書、様々な工夫をして読む、コロナ前とは違う一面です。
やっぱり、絵本はいいですね、そんな声を聞かれる「三島絵本をたのしむ会」
三島市民生涯学習センター和室にて9名で開催しました。

テーマ 「あったかくなる絵本」

この日は風が強く肌寒い日でしたが、皆さんの持ちよった絵本と絵本にまつわるエピソードであたたまりました。
あったかくなる・・・
身体を動かして、大笑いして、お風呂に入って、好きな絵本で、優しさに包まれて、ほのぼのとした気持ちになって、懐かしい気持ちになって、思い出があって、愛情を感じて、春を待ちわびて・・・
いろんな方面からあったかになる絵本が集まりました。

紹介のあった絵本から

『魔法のことば』
柚木沙弥郎/絵 金関寿夫/訳 
福音館書店2000年4月(復刊)

染色家、アーティストとして100才になられた今も精力的な活動を続けていらっしゃる柚木沙羅弥郎さん、今回ご紹介のあった絵本『魔法のことば』は、1994年72歳の時に初めて手掛けた絵本作品だそうです。柚木さんの第1作目となったこの絵本はスイスで1996年「子どもの宇宙」国際図書賞を受賞されました。
大昔、人と動物の区別がなく皆が同じ言葉を話していた頃のこと。ことばは魔力を持ち、ことばを口に出すと何かが起こる不思議な力を持っていました。
魔法のことばとは、どんなことばなのでしょう?
声に出して読んでみてください。
柚木さんの力強い線、鮮やかな色で描く絵が、皆に魔法のことばを届けてくれます。

アメリカインディアンの口承詩を日本に紹介した金関寿夫「まほうとしてのことば」(思潮社)から、イヌイットに伝わる一篇押しを元に構成した絵本。(柚木沙弥郎さんのホームページ公式サイトより)

『ぼくとがっこう』
谷川俊太郎/文 はたこうしろう/絵 
アリス館 2021年4月

今の時期に読み聞かせするのにちょうどよいと思うとご紹介くださった絵本です。
もうすぐ卒業する子どもたち、進級する子どもたち、
春に学校に行き始めたころはこの絵本のような僕の気持ちになっていたかな?
谷川俊太郎さんの詩に、伸びやなはやこうしろうさんの絵で
心も身体も成長した子どもたちに届けたい絵本。