三島絵本をたのしむ会

「三島絵本をたのしむ会」2年目を迎えました!

三島の子どもたちに読み聞かせをされている皆さん、学校司書の皆さんにお声をかけして立ち上げた「三島絵本をたのしむ会」最初に集まったのは2019年12月でした。年が明けて2020年2月に第1回としてスタートしてから、季節ごとに開催、今回は6回目となり「三島絵本をたのしむ会」は2年目を迎えました。
すてきな絵本との出会いの場、読み聞かせをしている皆さんとの交流の場として、これからも、ご一緒に楽しいひとときを過ごせますように!

令和3年度第1回三島絵本をたのしむ会(第6回)

三島市民生涯学習センター5階の美術室で行いました。
徳倉小、山田小、沢地小、東小、北上小、西小、北中、山田中、えほんやさんから14名が集まりました。今回初めてご参加くださった方が6名いらっしゃいました。自分では選ばない絵本を知ることができ、自分がしている読み聞かせに後押しをしてもらえた気持ちになったというご感想もうれしく思います。昨年度と比べますと、コロナ禍でも読み聞かせをできる範囲で工夫して行う学校が増えて、「子どもたちが楽しみにしているので行ってほしい」という学校からの声は、私たちの読み聞かせ活動の励みにもなっています。

今回のテーマは 「水」

「水」と一口に言っても、いろいろな側面から絵本を紹介、
自然と水、循環する水、雨、雲、海、川、水音、体に大事な役割をする水、生活の水など。また、紹介してもらって気づくこともあります。海辺が描かれる絵本を英語でクイズを出しながら読み聞かせしてくださった方もいました。
こんな絵本のご紹介もありました。
・『かわ』絵巻物絵本 かこさとし作(福音館書店)
こどものとも版『かわ』の絵本が出版されていますが、こちらはページが全部つながり長い川に。山あいの上流から河口へ。
 ・『みずたまレンズ』今森光彦(福音館書店)
雫はどうやってできるのだろう?雫は水たまりに落ち衝撃が加わると形はどうなるのだろう?雨の日に雫の中をのぞくとそこにはどんな世界が広がっているだろう?時に一部が拡大されたり遠くのものが逆さまに映りこんだり1頁を開くごとに自然を観察する楽しさを教えてくれます。また、光の通り道と像の関係を学ぶ中学生になってから開いても発見があり、成長に応じて楽しみ方が変わる1冊。(『みずたまレンズ』紹介文 石井さん)

絵本から外へ

テーマに沿った絵本を持ち寄りますが、他、紹介したい本があればお持ちいただいています。
本との出会いは、時にタイミングよく感動に繋がります。
ご紹介してくれた科学絵本から。
・『からすうり』菅原久夫 ぶん 津田真帆 え(福音館書店・現在品切れ中)
からすうりの芽が出てから実るまでの成長が描かれていました。夜に開花して明け方には萎んでしまう一夜限りのからすうりの花。
秋にからすうりの真っ赤な実を見かけることはありましたが、さて花は?私は見たことがなかったのでした。
子どもは絵本で体験したことを自分で実際に五感を働かせ、身体を動かして体験する、また、自分で体験したことを再び絵本の中で味わう。こんな繰り返しをしていますが、
今回は、『からすうり』の絵本を読んで、子どものように!?見てみたい!こんな気持ちになり絵本の力を感じたのでした。絵本、からすうりの花、素敵な出会いになりました!ありがとうございました。(文 山内知恵子)