三島絵本をたのしむ会

6/21 令和5年度第2回 (第15回) 三島絵本をたのしむ会

三島市民生涯学習センターの和室で行いました。
梅雨時の鬱陶しい季節も色鮮やかなアジサイの花が心を潤してくれるように、
みなさんで絵本を持ち寄り、お話に花を咲かせる時間はとても楽しいひとときです。
佐野美術館で7月1日から開催の「とびだせ!長谷川義史展」を楽しみに、長谷川義史さんの絵本から子どもたちに読んだ時のエピソードや感想などを交えて紹介し合いました。

長谷川義史さんの絵本

長谷川さんの絵本、どんなふうに子どもたちと読んできたか、思い入れを感じているか・・・
あれもこれもと、次々話題になりました。
大阪に住んでいたことがあるOさんがやさしく語りかけるように関西弁で読んでご紹介
下さったのは、『てんごくのおとうちゃん』(講談社)ポートレート写真のように場面がピックアップされ、おじいちゃんとの思い出が語られ、風景とともにおじいちゃんと一緒に過ごした時が流れます。絵本を読んでもらいながら自分の大切にしたい思いが込みあがってくるようでした。
絵本を読んで、家族で家系図を作ってみましたとHさんがご紹介下さったのは
『おじいちゃんのおじいちゃんの おじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版)
おとうさんのおとうさん、おじいちゃんのおとうさんはどんなひと?
絵本をきっかけにいろいろ調べて家系図を作ってみたら、今まで知らなかった関係、ご先祖様のことが分かり家族みんなで繋がりに驚いたり会話が盛り上がりとても楽しかったそうです。
ページいっぱいにつながっていくことば、
おじいちゃんの ひいひいひいひいひいひいひい・・・おじいちゃんは・・・
ご先祖様をたどっていく。
「小学校で読み聞かせをしたら、ひいひいひいひいのところで子どもたちは笑って楽しそうでした、ご先祖様からずっとつながって今の自分がいることが伝わったかな」と子どもたちに読み聞かせした時の様子をお伝えくださいました。

今日のみなさんの声から

・愛嬌を感じるほっこりとした絵と文字、ユーモアある文章と心がほんわかするお話、家族のあたたかさを感じる。
・いいからいいから、だいじょうぶだいじょうぶ、言ってもらうと安心することば。
自分で読むときよりも読んでもらって、すっと入ってくる言葉がある。
子どもも大人もほっとする言葉をもらえる。
・『ぼくがラーメンをたべてるとき』(教育画劇)
身近なこと、近所の風景から日本の風景、そして外国へ。今、何が起こっているか、世界にはつらいことが起きている国が実際にあり、自分がいかに幸せに暮らしているか、
絵本から考えさせられる。
子どもたちに絵本を通して伝わることがあると思う。
・これからも子どもの時に出会ってほしい絵本を届けていきたい。
・大事なことを絵本で感じてもらえると思う。
絵本を紹介し合う中で、読んだ時の子どもたちの反応や読み手自身の感想は共感を呼び、
更に思いを語れる場がとても自然でした。
「とびだせ!長谷川義史展」(R5.7/1~8/27 佐野美術館)
長谷川義史さんの絵本原画をぜひ観に行きたいと思います。