にゃんこサポート三島

ケン 飼い主さんが亡くなったその後は・・・

 10年前、2016年の3月に、6匹の飼い猫の避妊去勢手術を行いました。昨年、飼い主さんが亡くなり家も取り壊される事になり、ケン、まる、茶トラの3匹の猫が残されました。娘さんと話をして、近所の方が一時的に餌やりを続けていましたが、ずっと続けるのは困難です。娘さんとの協議で、ケン君は遠方の施設に行きました。茶トラは餌やりをしてくれている方がみつかり引き続き餌やりをお願いしました。まるも保護してケン君と同じ所へと計画していましたが、捕獲器に近寄ろうともしません。ひき続き近所の方が餌やりをしてくれることになりました。
ひとり暮らしで動物を飼っている方は万が一の時の備えをお願いします。

ニコ 看取ってもらえました

 怪我をしている子猫がいる」と複数の方から相談がありました。実は、子猫ではなく地域の人の話だと10歳位にはなっているという話でした。そして、怪我ではなく扁平上皮癌という病気でした。
 見るのも心が痛くなる状態でした。そんな中、たまたま見かけた方から「迎えたい」と連絡をいただきました。保護出来るように状況を確認し手配をして無事に保護出来ました。特別なお世話はありませんが、さぞ精神的に大変だったと思います。受診してから丁度1ヵ月。昨年の年末でした。暖かいお家の中で見守られて最期を閉じました。
 あの状態の子を迎えるのは誰でも出来る事ではありません。まして餌やりさんでもなく…「ありがとうございました」の感謝しかありません。

捨て猫

 昨年12月のことです。知人より相談がありました。
 町内の行事の場所に、2匹の捨て猫が手紙とともに置いてありました。困った自治会から知人に話があり知人宅で当面看る、里親さんを探してほしいとの相談です。詳しく聞くと、長期入院するので飼えない。どなたかお願いしたいという内容がしたためられてあったそうです。誰もいない所に残された訳ではなく、まだ良いかもしれませんが、なんて無責任な行動。おまけに去勢手術もしていない。先ずは去勢手術を…となり、助成金を使おうとしたら「元いた場所に戻さないなら助成金の対象ではない」との回答。捨てられていた場所に戻せというのでしょうか??

ココア 飼い主さんは2度亡くなってしまいましたが…

 昨年4月に譲渡したココア。元飼い猫でした。大分前に飼い主さんが亡くなり、家もなくなり何匹かの子達が取り残されました。近所の方で手分けして引き取りましたが、1匹だけ触るのも難しく外猫になりました。そして、近所の方が交代で毎日の餌やりをずっと続けてきました。10歳以上の子です。そんな子ですが、里親さんを探せないか?と相談を受けました。ダメ元で募集をした所、応募がありました。
 応募者は東京でひとり暮らし。70代前半の方でした。シニア猫なので、ココアの健康状態を確認して面会。譲渡を決めました。
時々、状況のお知らせも届いていました。順調かと思っていたのですが、「昨年末から連絡がつかない」と依頼者から話がありました。後継の息子さんに電話をしても本人含め繋がらず…。メールをした所、すぐに返信がありました。残念ながら里親さんは亡くなっていました。でも、息子さんに頼んでおいてくれました。先住猫さんと一緒に息子さんの所へお引越しをしていました。
「最後までココアちゃん 黒ちゃんの話をしてる時はニコニコしていたそうです。お母様から託されたので、ココアちゃんは育ててくれるそうです」と依頼者から報告がありました。
息子さんから 
 母の家からミルクとココアを連れて🐈🐈の新居に移動する間、ココアは不安でミルクにずっとくっついていました。
ミルクはそれが分かったようで、やさしくずっと寄り添い、ココアの毛繕いなどをしてくれていました。
 母宅の先住猫だったミルクも新居で落ち着き始めています。信頼しているミルクが落ち着くことで、ココアもまたそれを見て落ち着いてくると思います。里親さんと息子さんに感謝

オト 餌をあげるだけでなく避妊去勢手術を

 以前より地域に長らく君臨していたボス的存在。既に10歳位になっているという話。これまで地域の人も含め何度か捕獲を試みましたが捕獲出来ませんでした。安定した餌場があったからです。
 昨年夏に複数の方から怪我猫の相談。写真を見ると酷い状態でした。確認に行くと首半分の皮が垂れ下がり怪我が膿んで悪臭がしています。そんな身体でも、餌を求めて街中をフラフラとしていました。そして、その子が実はあの猫という事が判明しました。一昨年前にも顔に大きな怪我をしていました。長年の絶えぬ喧嘩。今回も喧嘩と思われます。
 捕獲を試みますが、そんな状態でも捕獲器には見向きもせずに捕獲が困難。知人の協力を得て無事に捕獲することが出来ました。
 受診をすると「瀕死の状態」とも言われました。でもご飯を食べます。「生きたい」と言っていました。去勢手術とともに治療をしてもらい、落ち着いた所で退院。その後は、餌やりさん、通報者にも入ってもらいチームを作り、朝・夕の薬とガーゼ交換を毎日行いました。4カ月して、3.5sだった体重も6sまで回復。見事な回復をみせました。その後は、長年餌やりをしてくれていた方の下へ。野良時代は抱っこも出来なかったオトさん。里親さんにべったりになりました。
そのオト。3月下旬、暖かい部屋で大好きな里親さんに見守られて息を引き取りました。数カ月、ご飯の心配も暑さ寒さの心配もなく穏やかに過ごせました。
 多くの方の協力があってここまで来れました。皆さんのお力に感謝するとともに不幸を生まないためにも餌をあげるだけでなく避妊去勢手術を…
 写真は、1昨年前に顔に怪我をしていた時の写真