にゃんこサポート三島

2019年度活動報告

相談49件(TNR13里親17その他28)、TNR66匹、里親65匹
2019年度の主な活動
・清水町久米田のTNR・里親探し 
 手術をして里親探し→1歳過ぎていたが6匹全部決まった。
 その後、行方不明だった祖母ネコが子猫5匹を連れて戻ってきて5匹の里親
 探しをして里親決定。祖母ネコは、TNRして、相談者が世話をしている。

・徳倉のTNR・里親探し 
 子猫14匹、成猫6匹→子猫の里親を12匹決定。8匹TNR
・10/25 三島市とにゃんこサポート三島で相談
 新谷の方から子猫も含め多くいる。餌やりさんが不明と相談を受け、市と相
 談
・10/31 三島市中のケース
 23匹(子猫12匹)の相談を受ける。→確認できたのが成猫7匹、子猫9匹
 →子猫9匹の里親決定(2匹は依頼者が飼育?)。7匹TNR
・長伏のTNR・里親探し
 TNR5、子猫5匹保護→里親決定
・沼津市足高のTNR・里親探し
 TNR12、里親探し6。里親探しは子猫4匹決定、成猫2匹も決定
・長泉町本宿のTNR・里親探し
 TNR5、子猫3・成猫1の里親決定
・2/10 長泉町役場くらし環境課訪問
 長泉町民3名と会員2名で訪問。懇談・要望を行った
・2/19 函南ゲートウェイと譲渡会について打合せ
・2/26 防災ボランティアリーダーの養成研修に2名参加

地域猫で具合の悪い子の支援

今年度は、地域猫(手術済)の子達で、具合が悪い子のSOSも3件ありました。
ケースは、色々ですが、餌やりさんとの連携の大事さを感じました。
☆地域猫(通称ニーちゃん)保護・受診・里親探し
 2週間ほど、行方不明で目を大きくケガして戻る。眼球摘出手術の必要が
 あり地域の方と協力して手術、里親を見つけた。
☆3/12 地域猫(通称ねずちゃん) 保護・通院
 前足を怪我しており、地域の方より保護依頼がある。保護して受診。巻き
 爪が原因で爪切り。その後、血尿・食欲不振により現在も預かり通院中。
☆地域猫 キジトラ 保護・受診・看取り
 地域の方より連絡。フラフラしていて餌もあまり食べない。保護して受
 診。預かり世話をした。耳の奥の癌が判明。看取り火葬した。
 

地域猫 キジトラ

 餌やりさんより、具合の悪い子がいると連絡がありました。見に行くとフラフラしていて餌もあまり食べない。捕まえようとすると「ハー」と威嚇し必死で逃げる。結局、餌やりさんが発砲スチロールと段ボールで作ってくれたハウスで休んでいる所を保護しました。直ぐに病院に行きましたが、耳の奥の癌が判明。「最後くらいは暖かい所で」と会員がお世話して看取る事になりました。
 餌やりさんの話では、少なくとも3年は餌やりさんの附近にいました。その時、既に耳カット済。昨年12月までは普通だったそうです。今年に入り、2週間ほど姿が見えなく心配していましたが、戻ってきたそうです。顎の辺りが腫れていてその所為か?首が傾いていました。
 保護して、流動食ではありましたが食欲はあり元気もありました。亡くなる2日前までご飯も食べていました。呼吸苦がでて、3/27の夜遅くお空にいきました。あまり長いこと苦しまなくて良かったかな・・・
 名前もなく、性別もわからなかったキジちゃんです(受診して女の子と判明)。でも、愛情は伝わったと思います。お世話をしてくれていたHさん・Iさん。最後まで精いっぱい世話して看取ってくれた会員に感謝です。
 キジちゃん安らかに。貴女の事を忘れません…

寄付金ありがとうございました!!

 通称ニーちゃんへの寄付金ありがとうございました。
 改めてお礼申し上げます。
 SNSを通じてニーちゃんへの支援を広めていただき、おかげさまで、多くの方から寄付をいただきました。
 お店に募金箱を設置し協力して下さった方、従業員の皆さんに寄付を募り持参してくれた方もいました。
 ニーちゃんに限らず、地域猫・野良猫は寿命も短く、野良猫をめぐる状況は厳しいです。
 皆様からの貴重なご寄付は、地域猫・野良猫のために使わせていただきます。

加藤学園暁秀中学校から寄付いただきました

 加藤学園暁秀中学校3年生の高橋さん・駒走さんが、道徳の授業の一環でにゃんこサポート三島への募金活動に取り組んでくれました。先日、21,824円の寄付を受け取りました。
 高橋さんは、「将来は獣医師になりたい」と。駒走さんは、英語が堪能で「日本と海外を繋ぐ仕事をしたい」と話してくれました。
 お小遣いの中からの貴重な寄付は、大切に使わせていただきます。

以下、お礼状の一部抜粋
 不幸な猫を減らすためにTNR(捕獲して不妊去勢手術をして元の場所に戻すこと)や里親探しなどがあります。TNRは、調査、捕獲、病院への送迎、手術をしてリターンを行います。里親探しは、保護、健康診断、募集、面会を経て譲渡となります。ともに多くの人の手と時間が必要です。
 また、これらの活動をするには費用も発生します。それらをボランティアだけが行うのは限界があります。行政、地域の人、ボランティアが連携して行ってこそ多くの成果を生むことができます。そのためには、先ずは多くの方に猫の現実を知ってもらい関心を持ってもらう事だと思います。今回の事が、そういうきっかけになればうれしく思います。