ミシマサイコの会

お知らせ

「ミシマサイコの会」(東海道箱根西坂〜三嶋宿)は、設立5周年が経過しホームページを開設しました(令和元年7月31日)。


 東海道箱根西坂〜三嶋宿「ミシマサイコの会」ホームページでは、トップページに加え、「ミシマサイコの会」会員紹介・活動紹介(開催イベント、”豆州ミシマサイコ種まき体験会”の輪)、「ミシマサイコ」情報・栽培情報、サイコ/柴胡、ミシマサイコの効能、外部リンクページなどがあります。「ミシマサイコ」をキーワードに本サイトに皆さまのお持ちの歴史的、または、科学的な情報諸々をお寄せ頂き本サイトに掲載させて頂けますと、大変ありがたいです。
勿論、情報提供以外、ご意見・ご感想も大歓迎です。
東海道箱根西坂〜三嶋宿「ミシマサイコの会」に興味のある方は、どなたでも会員登録しミシマサイコを盛り上げる活動を始めることができますので、いつでもご連絡お待ちしております。

⇒「ミシマサイコの会」 mishimasaiko-31@ca.thn.ne.jp


閲覧、ありがとうございます。

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【2024/10/9更新!!】 2024 年 9 月 自生ミシマサイコ探索紀行

 江戸時代 豆州(伊豆国)ミシマサイコは、「豆州志稿」(秋山富南 1789 〜 1800)や「伊豆の国懐紀行」(箕川墨江 1835)などに記されたように初夏から秋の伊豆の野山を黄色く彩っていた。

 伊豆最南端の「道の駅」”下賀茂温泉湯の花” の地に1948 年から2002 年迄あった国立衛生試験所「伊豆薬用植物栽培試験場」では、1980 年代頃、伊豆のミシマサイコ自生地調査が繰り返され、賀茂郡南伊豆町・東伊豆町・河津町や伊東市などに自生していたミシマサイコから採種・栽培検討が行われ、各地の特性比較研究が行われていた(「ミシマサイコ」情報【I】の項参照)。

 21世紀を前にした2000 年、ミシマサイコを伊豆の野山に見出すことは困難を極め、環境省のレッドリストに絶滅危惧種として掲載された。それから四半世紀の2024年秋、本会の会員有志7名により、伊豆半島の自生地を求めて探索され、旅行記を寄稿掲載致しました。

 ⇒  ”自生ミシマサイコ探索旅行記2024”

2024/9/14更新!!


【2024/9/5】 『”豆州ミシマサイコ種まき体験会”の輪』に2019年(9/23・11/24・12/2)寄稿頂いた “うるぴさん” から近況・ご意見メールを頂きました。 ありがとうございます。



2024/2/5更新!!


「ミシマサイコの会」講演会 4年ぶりの開催!

 新型コロナウイルス感染症 「5類感染症」移行(2023/5/8)後初となる今年は4年ぶりに「ミシマサイコの会」講演会を下記のように開催することができました(これまでの講演会は、“「ミシマサイコの会」活動紹介【講演会】” をご参照下さい)。

   ・開催日  2024年2月4日(日) 14:45〜16:00
   ・場所   三島市市民活動センター 4階会議室
   ・演題   薬膳学(中医学)から考察した柴胡活用提案
   ―ミシマサイコの会員として100歳まで健康で過ごしたいあなたへー
   ・講師   薬膳料理研究家 吉野甘草 (本名:吉野道夫)
プロフィール:フランス料理料理人(元フレンチレストランオーナーシェフ)、國際中医師・國際薬膳調理師、日本漢方協会会員、ミシマサイコの会会員

吉野氏は、フランス料理料理人として1984年より伊東市にてフランス料理店を営業、 2002年より国立北京中医中薬大学日本校で中医学を学び資格取得後、主に薬膳料理研究家として活躍。現在も某製薬会社所属レシピ指導、産婦人科厨房技術指導や飲食店開業時のメニュー開発、調理技術指導等と共に薬膳講座やセミナー等において、実習・実践を重視したコンサルタントとして活動中。


 吉野氏は、2022年7月から本会に参画頂きました。今回、ミシマサイコについて、根部の生薬 ”柴胡”の漢方薬としての概要から、食養(薬膳)の立場から非医薬部分の葉からミシマサイコペーストを作製し、誰もが楽しめるオリジナル料理レシピを紹介下さいました(資料@)。加えて、資料として二十四節季の冬(立冬/小雪/大雪/冬至/小寒/大寒)向けの薬膳レシピを頂きました(資料A)。季節は立春を過ぎた本日(2/5)、今シーズン初めて都心から静岡県東部山沿いに大雪警報が出され、寒さ本番、冬の食養生をしつつ、元気にミシマサイコの芽生える春を待ちたいものです。

   ⇒“講演会 資料@”

   ⇒“講演会 資料A”


「ミシマサイコの会」

 本会は、2014年2月23日、10回以上回数を重ねてきた三島自然を守る会主催の「ミシマサイコ学習会」にて、三島で絶滅状況にある可憐な黄色の花が咲く薬草ミシマサイコの復興を目指し17名で活動をスタートしました。

 ミシマサイコは、その根が漢方薬に用いられる生薬:サイコ(柴胡)の基原植物です。柴胡は、中国最古の薬物書『神農本草経』(1〜2世紀頃の編纂?)の上品(長期服用が可能な養命薬)として、また、日本現存最古の薬物辞典本草和名(918年に編纂)にも収載される伝統ある生薬です。

三島は、江戸時代、旧東海道の箱根西坂の宿場町として栄え、箱根山麓〜富士山麓〜天城山麓/伊豆半島で自生・採集され三嶋宿に集荷されていた柴胡の評価が高く、薬草名としてミシマサイコと呼ばれるようになりました。かつては関東以西、四国、九州などの山野に自生していましたが、乱獲され、今や環境省レッドリスト2017では絶滅危惧種U類 (VU) に指定されています。

 私達はこのような現状に鑑み「三島柴胡(ミシマサイコ)」をもっと市民に周知し、環境保全とともに一株でも多くのミシマサイコが街並みを飾ることができればと願っている次第です。

【活動内容】
◎ 種蒔き体験・講習会
◎ 地域連携活動の促進
◎ 講演会・勉強会の開催
◎ ミシマサイコ知識の深耕・情報収集
◎ 会員情報交換会
         など

《会員募集・お問い合わせ先》


 東海道箱根西坂〜三嶋宿「ミシマサイコの会」に興味のある方には会員となって、一緒にこの地域・活動を盛り上げていただきたいと思っております!
どうぞ皆さまのご支援・ご協力、よろしくお願いいたします。
☆正会員:年会費 2022年度より無料

 皆さま、一株でも多くのミシマサイコの種蒔きを行い、「夏の豆州の風物詩」可憐な黄色のミシマサイコの花を育んでいきませんか?


⇒「ミシマサイコの会」 mishimasaiko-31@ca.thn.ne.jp
⇒ 会長:星野建司 kenji-hoshino@ny.thn.ne.jp