ミシマサイコの会

【会員紹介】元山会員 ”豆州ミシマサイコの種を継ぎ・育てて満開を見る”

2020年7月:「ミシマサイコの会」創設時からのメンバーである元山さんは、会の発足(2014年)と共にミシマサイコと出合い、種蒔きを重ね、株を育み、三島の地にミシマサイコを広めて下さっております。
元山会員は、現在ミシマサイコ/薬草の栽培も行われている鶴舞う形の群馬県北西部吾妻地域のご出身で、地元の会社で数年間勤務後、関連企業が三島にあり、昭和38年に転勤で三島に移住されました。群馬県では、明治の頃(1894〜1895)、赤城山〜榛名山〜子持山辺り、前橋市と渋川市の境にある橘山にて採集されたミシマサイコの標本が群馬県立自然史博物館に移管・保管されているそうです(大森威宏、高橋克之(2007):手賀勝美植物シャク葉標本の概要について 群馬県立自然史博物館研究報告(11) pp.93-95)。若かりし昭和の頃には、ミシマサイコと面識はなかったそうですが、三島にて勤務の傍ら趣味の野菜作りを始められ、退職後から始められた写真撮影と山野草好きから薬草ミシマサイコにも興味を抱かれ、本会の発足と巡り合い、参画されたとのことです。
現在、ご経験を重ね、「ミシマサイコの会」栽培の技術指導担当として、“豆州ミシマサイコ”種蒔き・種苗提供を支えて下さっております。今回、ミシマサイコとの触れ合い、栽培の軌跡に加え、満開のミシマサイコの花々の写真など、寄稿頂きました。