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【芸能を行う人の平均的な構成】
@シャギリ
 大太鼓(おおどう) 1名、小太鼓(こどう) 2名、篠笛(しのぶえ) 1〜2名、摺鉦(すりがね) 5〜10名、(ひょっとこ面 1名)、囃子方(はやしかた) 多数
Aおはやし
 大太鼓 1名、小太鼓 2名、篠笛 2名、小鼓 2名、大鼓 2名、
 三味線 2名、囃子方 多数
【芸能を行う人の服装、持ち物等】
芸能を行う時は、染め抜き揃いの手ぬぐい鉢巻き、浴衣、三尺、白足袋はだし、たすき等による祭り装束となる。持ち物の提灯は、所属する町内会の役割や年齢等によって変わっている。たとえば、総代・組頭が丸型提灯、大中老・中老がナツメ型提灯、老中・若衆が長提灯というようにそれぞれ各1個ずつ手にもつ。
 山車は、三嶋大社祭典の当番町となったとき活用され祭りの重要な柱となっている。旧町が分断され三島囃子が一時生彩を欠いたとき、山車は地元から離れていったが、大正11年作の加星町の山車、明治29年作の市ケ原の山車は製作年代が銘記され今に残る。また、西本町の山車は沼津市日枝神社で使われていた山車を貰い受けたものだというし、清住・三好町連合の山車は平成7年に新たに製作したものであり、更に、寿町でも平成8年に新造した。新しい町の祭りにかける意気込みが伝わってくる。

資料:三島市教育委員会作成「ふるさと民俗芸能ビデオNo.29 三島囃子」より