説明 |
源頼朝が三嶋大社にお参りした折り、今の手無のところを通ると、美しい女の人が後をつけてきます。あやしい気配を感じた頼朝は、知らないそぶりをしていました。それから毎夜、頼朝がここを通ると、同じように女の人が後をつけてきました。しかし、あえて知らないそ ぶりをしていると、ある時その女が声をかけてきました。 「うるさい」 と怒り声をあげた頼朝が、その女の片腕を刀で切り落としまし た。女は地蔵でした。地蔵はこの時から手なしになり、手無地蔵と呼ばれるようになりました。この時頼朝が刀の血を洗った川は、血の川と呼ばれたそ |