三島三曲の会

邦楽とは

邦楽のジャンルは多岐にわたっています。主なもので雅楽・能楽・仏教音楽・浄瑠璃・民謡・吟詠・祭礼音楽等あります。
今回三島で開催される国文祭の邦楽の祭典はその中の器楽曲(筝曲・尺八・胡弓)の演奏会となります。

三曲(さんきょく)とは

三島三曲の会の「三曲」ってなに?
初めて耳にされる方はこの言葉を不思議に感じられるでしょう。
三曲とは三種類の楽器を意味しています。
邦楽の器楽曲に使用される楽器、箏(そう)、三絃(さんげん・三味線のほうがわかりやすいと思います)、尺八または胡弓3種類の楽器の合奏を三曲合奏といいます。この形態の起源はよくわかっていませんが多分1664年ごろにさかのぼるようです。演奏人数は3名から無限大(オーバー!!)です。
それぞれ独自のの音楽として筝曲(そうきょく)、地唄(じうた)、尺八本曲(ほんきょく)・胡弓楽という演奏形態もありますが合同演奏することも多くなっています。
三島三曲の会 理事 草間路代

箏(そう・こと)とは

桐の木をくりぬいて作られた弦楽器です。通常13本の糸が張られていて、人型の琴柱(ことじ)の位置で音階を作っていきます。
低音を得意とする十七絃や二十絃なども作られるようになってきました。
琴糸は指にはめた琴爪で弾いて音を出します。
楽器や爪の形状・演奏方式から大きく2つの流派ができており生田流(いくたりゅう)、山田流(やまだりゅう)と呼ばれています。箏のみの演奏曲を筝曲といいますが地唄もので三絃や尺八との合奏も行われるようになりました。

尺八(しゃくはち)とは

主に竹でできた吹奏楽器です。楽器の長さが1尺8寸(約54cm)のものが多かったことから尺八の名前の由来となっています。楽器的には様々な長さの尺八があり長いほど低い音が出せるようになります。手穴は手前に4つ、裏側に1つが基本です。現代音楽をされる方が手前6つ穴の尺八を使うこともあります。もともとは宗教的な要素の強い楽器で楽器というより法器として扱われていました。その後楽器として扱われるようになり尺八本曲(尺八だけの曲)や箏・三絃との三曲合奏が演奏されるようになりました。

尺八の説明2

現在私達が用いている尺八は、江戸時代に普化宗(ふけしゅう)の虚無僧(こむそう)が愛用した普化尺八(ふけしゃくはち)が原形になっています。この普化尺八は、真竹の根の近い部分で作られ、一尺八寸(54p)が標準管なので、通称「尺八」と呼ばれています。
表側には4孔裏側には1孔の音 調節する孔をもち管内を流通する空気の振動(音波)はこの5孔の開け閉めによって音程の変化が生じます。
尺八の長さは、一尺一寸〜二尺四寸の一寸とびに有り全体の長さが長い程音が低く、短くなるほど音が高くなります。元来尺八は、独奏楽器でしたので一本一本の長さはあまり重要ではありませんでした。しかし合奏する機会が増えて来ると、各人の使用する尺八の音程が揃っていなければ不都合の為尺八の普及と伴に、長さが統一され一尺八寸が標準管と成りました。(西洋音楽のDハ長調のレに相当する音程)
現在、硬質木管や合成樹脂管又竹質成型管 等が市販化していますが 音程の調律の出来た竹材の方が熟練した方には愛用されています。
尺八には琴古流(きんこりゅう)と都山流(とざんりゅう)があります楽譜の相違・唄口(うたぐち・唇からの息流が尺八に振動を当たる部分)の水牛・象牙の形状(角部)又音に対する共鳴の仕方の違いがあります。
この尺八の仲間にはブロックフリューテやオモチャの縦笛等があり同じ原理で音が出ます。


三島三曲の会 理事 青木照声

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