19.さんしんギャラリー善｜まちなかギャラリー

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今回は、三島信用金庫本店4階にあるギャラリー善に行ってまいりました。
担当の田澤さんにお話を伺いました。

まな・ちか　『こんにちは。本日はよろしくお願いします。』

田澤さん（以後/田澤）　『こんにちは。お待ちしてました。よろしくお願いします。』

　ギャラリー正面

まな　『とても素敵なギャラリーですね。少し緊張してしまいます。』

田澤　『ありがとうございます。ここはまだ新しいギャラリーでいらっしゃる方はご近所の主婦の方も
　　　　多いんですよ。店舗（三島信用金庫）の待ち時間や帰りに足を運んでくれる方も多く、買い物袋を
　　　　持って来られた方もいらっしゃるんですよ。また、「せせらぎウォーク」でギャラリーを知って、
　　　　いらっしゃる方もいます。ギャラリーは無料ですし、もっと皆さんに気軽に立ち寄って頂きたいですね。』

まな　『4階にあるギャラリーというと「敷居が高い」イメージがありましたが気軽に寄れるんですね。
　　　　ギャラリー名には由来があるのですか？』

田澤　『実は三島信用金庫初代理事長の大村善平さんの「善」を一文字いただいています。』

ちか　『どんな作家さんの作品を展示されているんですか？』

田澤　『はい。三信店舗のある地区で活躍されている作家さんの作品を１ヶ月ごとに展示しています。
　　　　作品には絵画、陶芸、彫刻などさまざまで毎月楽しみに来館される方も多いですね。
　　　　年間スケジュールとしては７月は三信企画展、８月は夏休みの子供さんが参加できるプログラムも
　　　　用意しています。また、展示設置はこだわりや考え方を大切にしているので作家さんご自身に
　　　　お任せをしています。』
　　　　　　ギャラリー内　

まな　『楽しそう！夏は親子で来館して楽しめるんですね。毎月、いろんな作家さんの作品を楽しめる
　　　　なんて、もっと沢山の方に知っていただきたいですね。』

田澤　『そうなんです。もっとたくさんの方にこのギャラリーを知っていただく為に１階店舗内や佐野美術館などに
　　　　パンフレットを設置しています。その他、店舗外のスロープ前にある液晶モニターでご案内を
　　　　しています。実はパンフレットは作家さんごとに作成をしているんですよ。』

ちか　『すごく素敵なパンフレットですね～。集めたいな。』

田澤　『パンフレットは来館された方には必ずお渡ししています。作家さんの経歴、作品に対する気持ち、
　　　　作品の写真も載せてあります。ちかさんのように、このパンフレットをコレクションされている方も
　　　　いらっしゃいます。また来館された方は作品についてご案内も致しますので
　　　　お気軽に声を掛けて下さい。作家さんに作品についてはきちんと伺ってお客様に
　　　　お伝えさせていただいています。ギャラリーは２人体制ですので遠慮なくお声かけ下さい。
　　　　それと、展示期間は毎月１日～２５日なんですが、初日や最終日に作家さんが来館される事があります。
　　　　その時は作品について直接お話を伺う事もできますよ。』

　作品

そんなお話をしていると先程頂いたパンフレットの作家さん、崎山隆之さんがいらっしゃいました。
田澤さんにご紹介いただきお話を伺う事ができました。
私たちが伺ったのは２５日の最終日だったんです。ラッキー！

まな・ちか　『こんにちは。よろしくおねがいいたします。』

崎山さん（以後／崎山）　『いいですよ。』

　崎山隆之さん

崎山さんはメトロポリタン美術館　日本ギャラリーのメインポスターになったり、日本陶芸展で大賞・桂宮賜杯を
受章されています。物腰が柔らかく、とてもさわやかな方でした。お話もすぐに引き込まれてしまいました。
また、作品の写真も照明や空間で作品が一番ベストな場所から自ら撮影をしてくれました。
作品のコンセプトは「外側から流れるように内側に向かう筋、外と中の関連性を持たせたい。」とのこと。
実際見てみると「波」「渦潮」のように線が沢山あり、触ってみると表面がザラザラボコボコしています。
持ち上げると見た目と違い、軽い。
<注：崎山さんの作品は手に触れる事ができますが、他の作家さんの場合は確認をして下さい。>
中身は空洞ということで、崎山さん自ら持ち上げて置き方を変え、作品の魅力を伝えてくれました。
崎山さんの作品は信楽の白い土を使い「円」を基本形に平らな板から流れるような曲線の作品です。
展示されている作品の1つ1つの年代ごとにテーマがあり、それぞれに思いが詰まっていて大切な
その時の気持ちが伝わってくる感じでした。

　　　　　　作品