17.佐野美術館

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今回は、中田町にある佐野美術館に行ってまいりました。広報の深沢さんにお話を伺いました。

まな・ちか　『こんにちは、今日はありがとうございます。』

深沢香奈さん（以後/深沢）　『こんにちは。よろしくお願いします。』

　　　　　【佐野美術館外観】

ちか　『いつ訪れても立派なお庭と建物ですね。』

深沢　『ありがとうございます。佐野美術館は、1966年に三島出身の佐野隆一により創立されました。
　　　　良質な美術品のコレクションを市民の皆さんをはじめ多くの方に楽しんでいただけるようにと
　　　　開館いたしました。』

まな　『三島市民にも、観光で三島を訪れる方にとっても、かけがえのない場所だと思います。』

深沢　『佐野美術館では、皆さんに親しんでいただけるように年７〜８の展覧会を行っております。
　　　　古美術、絵画から写真、人形、絵本原画など様々なジャンルを企画しております。ぜひいらしてください。』

　　　　　【さのびこどもくらぶ｢茶筅ぶりに挑戦｣】

ちか　『今日も親子で鑑賞されている方が多いですね。絵本を手に取って、とても楽しそうです。』

深沢　『たくさんの学生さんやこどもさん達が美術鑑賞を楽しんでくださり本当に嬉しいです。
　　　　佐野美術館では、さのびこどもくらぶを設け、美術作品に親しみを持っていただけるようにしております。
　　　　茶道やすみ絵など様々な講座の体験プログラムもあります。』

まな　『楽しそう！娘が出来たら一緒に参加したいです。』

　　　　　【第一展示室】

ちか　『展示においては、映像や解説など展示方法に様々な手法がとられていますね。
　　　　美術品を展示する際、どのような工夫をなさっているのですか？』

深沢　『展示ひとつで作品の表情や展覧会の印象も変わってしまうので、学芸員が
　　　　毎回隅々まで気を配って計画を立て、様々な工夫をしています。
　　　　ところで、まなさんは、日本刀に対してどのようなイメージをお持ちですか？』

まな　『うん・・・確かに日本刀は素晴らしいと思いますが、正直敷居が高い気がして、
　　　　親しみが湧かない部分があります・・・』

深沢　『実は同様のご意見を数多くいただきます！ですので、親しみをもてる展示を目指し、
　　　　平成22年度は日本刀入門展と題した展覧会を開催して、鑑賞の基礎を学ぶところに
　　　　ポイントを置くという工夫を試みました。』

ちか　『入門という形を取って頂くと、緊張せず、初心の私でも鑑賞しやすいです。』

深沢　『ありがとうございます。基礎を学べるという事で、今まで日本刀に興味を持てなかった方々にも
　　　　ご来館いただけました。日本刀展に関しては、イベントにも力を入れています。
　　　　刀鍛冶や剣士の方による実演を通じて、お客様に五感で楽しんでいただければと思います。』

まな　『鑑賞の方法は、様々で深いですね。これからの展示が益々楽しみです。』

　　　　　【短刀の美展イベント「日本刀を持ってみよう｣】

ちか　『お庭を歩かせていただきましたが、落ち着きますね。』

深沢　『隆泉苑のお庭は、開館時間中は一般の皆さまにも開放されていますよ。』

まな　『知らなかったです。美術館に入館しなくても大丈夫ですか？』

深沢　『大丈夫です。よく親子でお庭にお庭に遊びに来られて、こいに餌をあげたりしているのを
　　　　見かけます。昆虫もたくさんいますし、亀やカニも歩いていますよ。このお庭は、
　　　　毎日とても大切に手入れをしているので、ぜひ皆さまにも大切にしていただです。』

ちか　『うふっ。格式ある庭園だけれど、実はこどもやお母さん、皆に優しい庭園ですね。』

　　　　　 【回遊式日本庭園】

まな　『今日はお話を聞かせていただきましてありがとうございました。』

深沢　『ありがとうございました。』

まな・ちか　『佐野美術館がとても身近に感じさせていただきました。今後の展示も楽しみに
　　　　来館させていただきます。』

美術館に隣接する日本庭園は開館時間のみ自由に散策できます。
駐車場は約70台ご用意があります。ご利用ください。