15.ＧＡＬＬＥＲＹ．ＢＯＯＫ．ＣＡＦＥ　田ＤＥＮ

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今回は少し足を延ばして、谷田の塚の台まで行ってきました。

まな・ちか　『こんにちは。お忙しい中すみません。よろしくお願いいたします。』

鷲見（すみ）歩さん（以後/鷲見）　『お待たせしてすみません。よろしくお願いします。』

DENさんは、お母様と娘さんの2人で営んでおり、今日は娘さんにお話を伺う

　　　　　

ちか　『こちらのギャラリーでは陶芸作品と一緒に小出正吾さんの本も展示されているのですね。』

鷲見　『はい。私の母が小出正吾の孫にあたり、私は曾孫になります。以前、現住所より少し西側に小出山と
　　　　いう山があって、そこに一緒に住んでいました。おじいさんが亡くなってからこちらに移り、1階をギャラリー
　　　　とした住まいを建てたんです。』

まな　『いつからカフェも一緒にやるようになったのですか？』

鷲見　『昔、テレビも無い頃に、おじいさん（小出正吾さん）は三島市内の小学校を回って、子供たちに楽しい話を
　　　　してあげていたそうなんです。その時子供だった人が大人になり、おじいさんを慕って遠方からも来てくだ
　　　　さるようになったんです。来てくださった時に、お茶を飲んでゆっくりしていただきたいと思い、2年前に改装
　　　　してカフェも始めました。』

　　　　　

ちか　『ギャラリーに飾ってある陶芸作品や、カフェで使っている器はお母様が作られていると伺ったのですが。』

鷲見　『はい。母は20年ほど前から陶芸をやっており、もともとは、壁にも飾ってある陶板を作っていたのですが、
　　　　カフェを開くのをきっかけに陶器も作るようになりました。』

まな　『作品作りのこだわりなどはありますか？』

鷲見　『手の温もりを感じてほしいので、手びねりで作っています。特別なこだわりがあるわけではなく、とにかく
　　　　楽しんで作っています。これらの器は、普段の食卓で家族揃って使ってほしいと思い、値段もあまり高く
　　　　ならないようにしているんですよ。』

　　　　　

ちか　『あの…実は、飾り棚にある食器が少なめな気がするのですが、こだわりですか？』

鷲見　『いえ、本当はもっと飾りたいのですが、売れてしまって数が少なくなっているのです。』

まな　『カフェもやりながら作品も作るのって大変ですよね。』

鷲見　『今も、器を頼まれているのですが、忙しくて2.3ヶ月待って頂かないとならないのです。以前は陶板の個展を
　　　　東京や三島市内でも行っていたのですが、今は難しいですね。でも、この場所で4人くらいの少人数で陶器の
　　　　ワークショップなども行いたいと思っています。工房も窯もこの敷地内にあるんですよ。』

　　　　　

ちか　『以前こちらへランチをいただきに来た時、ドライカレーがすごくおいしかったです。特に野菜がおいしくて
　　　　カラフルで、黒い器ととても合っていました。』

鷲見　『カフェで使う材料は、できるだけ地元の新鮮な野菜を使うようにしています。器と料理の組み合わせですが、
　　　　器ができてから、その器に合う料理を考えることもあるんですよ。』

　　　　　

まな・ちか　『今日はお忙しい中ありがとうございました。また、ゆっくりお茶をいただきに来ます。』

娘さんはフランスで写真の勉強をしており、ブログの写真が素敵です。お父様は画家で、芸術一家だそうです。

大きなイベントはできませんが、貸切パーティーや写真店などとのコラボ企画なども行っています。

陶器は、基本的に白・黒・ベージュ・マーブル柄で、皿・カップ・ボウルなどがあります。

陶板も、さりげなく飾られていますが、色や形が印象的です。

綺麗なお庭や作品を眺めながら、落ち着いた時間をゆっくり過ごすことができます。

箱根旧街道ハイキングの途中で寄ってみるのもいいかもしれません。

駐車場は、店の前と横に５台分あります。