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例会『父と暮せば』・・・心にしみるお話

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2015年7月23日掲載
『父と暮せば』にちなんで、父へのひとことメッセージ
『父と暮せば』にちなんで、父へのひとことメッセージ

※写真をクリックすると写真を拡大表示します。

平成27年7月20日(祝月) 清水町地域交流センター にて
小4以上の子どもとその親たちで、例会『父と暮せば』(人形劇団むすび座)を観ました。


『父と暮せば』は、井上ひさしの名作戯曲です。
宮沢りえ主演で映画化もされていますね。

原爆から生き残り、結婚をあきらめている娘の恋を成就させるため、
死んだ父親があの世から押しかけてくる…というお話。
シリアスな原爆ドラマなのに、なぜか笑える…笑いと涙のお芝居でした。

生の舞台って、いいですね。
どこを観てもいいんですから。
そして、何を感じても自由!!
おとっつぁん の気持ち…わかるなぁ という人がいるかと思うと
美津江はちょっと考えすぎ!もっと好きなように生きればいいのに…
舞台セットの台所、ちっちゃいけどリアル〜

おやこ劇場では、こうした「感じる心」「想像する力」をとても大切にしています。

おやこ劇場の例会をいっぱい観てきた、中学2年のゆうみちゃんが、「わたしの主張発表大会2015」でこんなことを言っています。

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(前略)舞台に登場する人々は、実在の人物とは限りません。主人公が動物や物のこともあります。でも、観ているうちにぐいぐいと舞台の世界に引き込まれてしまいます。すると、「私もこんなふうに考えたことあるな。」と思ったり、「あきらめるな、がんばれ!」と思ったり、心の中がぐるぐると渦を巻くように動くのを感じます。時には喜びを感じたり、怒りを感じたりしながら、いろいろな感情を疑似体験するのです。
すると、だんだんと「楽しい」という感情にも、「悲しい」という感情にも、一つの言葉では収まりきれない、いろいろな種類があることに気づきました。
「この登場人物は踊りだしたいくらい楽しいと思っているのだろうな。」「きっと、心が痛むような悲しみを感じているのだろうな。」
と想像力をはたらかせて舞台を一心に見つめると、人物の目線から様々な感情を想像することができるのです。」
(中略)
想像力を使い、人の心が通い合う社会は、自分一人では作ることができない、温かく豊かな社会であると思います。私もそんな社会を作る一員になりたいです。私の将来の夢は看護師になることです。私の持つ「想像力」で、患者さんがどんな気持ちか、何を望んでいるのかを感じ取り、考えて、看護をしたいと思っています。想像して、考えて、心で人と関わることを大切に、私は生きていこうと思います。

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ステキですね。

自分の感情を大事にしながら、人の気持ちを想像できる力・・・

これこそ、今を生きる子どもたちに求められている「チカラ」ではないでしょうか。


おやこ劇場は、そんなチカラを ゆっくり じっくり しっかり 
育んでいけたらなぁ と思っています。

【ホームページアドレス】https://mishima-life.jp/mishimaoyako/index.html